![]() 複数のエネルギーx線源
专利摘要:
特にフィールドエミッション・カーボンナノチューブ1、2により、複数のエネルギーX線生成のための源19が与えられる。異なるエミッタから生じるX線ビームの軌跡の空間重複を実現するため、集束ユニット7、9が、放出された電子28、29に供給される。異なるカーボンナノチューブの放出間での高速スイッチングが、複数のキロボルト撮像を可能にする。集束ユニットによる複数の焦点パラメータの独立した決定は、異なるスポットジオメトリ及び空間分解能間の高速スイッチングの可能性をもたらす。これは、に見られる。 公开号:JP2011514627A 申请号:JP2010546430 申请日:2009-02-10 公开日:2011-05-06 发明作者:ヒェレオン フォフトメイエル 申请人:コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ; IPC主号:H01J35-06
专利说明:
[0001] 本発明は、X線生成の分野に関する。より詳細には、本発明は、複数のエネルギーのX線を生成する源、検査装置、方法、ソフトウェア要素及びコンピュータ可読媒体に関する。] 背景技術 [0002] 撮像の多くの用途において、X線は、人体、器官、組織又は結晶構造といった複数の対象物の構造及び物質特性を検査及び分析するのに用いられる。X線照射が使用されるヘルスケアの基本的な領域の1つは、X線撮影である。X線撮影は、高速な高透過画像に関して、特に高い骨含量を持つ領域に対して使用されることができる。X線撮影用途のいくつかの種類は、パノラマX線、マンモグラフィ、断層撮影及び放射線療法である。] 発明が解決しようとする課題 [0003] 例えばコンピュータ断層撮影(CT)に関しては、解析される生体構造の三次元(3D)モデルを再構成するため、患者は、前もって生成されたX線により様々な位置及び角度から照射される。例えばCT用いると、関心対象物が、360度からの放射線に対して露出されることができ、関心対象物のモデルが、いわゆる投影画像から計算されることができる。移動する対象物に関しては、異なる画像の原点間の時間差が不可避であるので、再構成されたモデルの運動アーチファクトは、未だに克服すべき課題である。] [0004] 従来のX線源は、熱的に電子を放出する被加熱陰極フィラメントである。電子は、ビームとして加速され、ターゲット物質に当たる。すると、X線が生成される。角度をつけられたターゲット又は陽極に電子ビームが当たる点は、焦点と呼ばれる。電子ビームに含まれる運動エネルギーのほとんどは、熱に変換される。しかし、一定量のエネルギーは、X線光子に変換される。焦点において、X線光子が放出される。これにより、使用される物質の融点まで、電子吸収ターゲットを加熱させることはしばしば、既知のX線源の生成されたX線ビームの強度を制限する。] [0005] 関心対象物を検査するための高速かつ効果的なX線生成を提供することが望ましい場合がある。] 課題を解決するための手段 [0006] この目的は、独立請求項の1つに基づかれる主題により実現されることができる。本発明の有利な実施形態が、従属項において説明される。] [0007] 記載される実施形態は、放射線源、検査装置、X線生成に関する方法、コンピュータプログラム、及びコンピュータ可読媒体にも同様に関する。] [0008] 本発明の第1の例示的な実施形態によれば、関心対象物を検査するためのX線生成に関する放射線源が提供される。これにより、この源は、第1の電子を放出する第1のカーボンナノチューブ及び第2の電子を放出する第2のカーボンナノチューブを有し、更にターゲットを有する。更に、第1の軌跡を持つ第1のX線光子及び第2の軌跡を持つ第2のX線光子を生成するため、第1及び第2の電子をターゲット上へ焦束させる集束ユニットが含まれる。関心対象物に達する前に第1及び第2の軌跡が重複するような態様で、この集束ユニットが作動されるよう構成される。] [0009] 第1のカーボンナノチューブ及び第2のカーボンナノチューブという語の代わりに、カーボンナノチューブの第1のグループ及びカーボンナノチューブの第2のグループ、又は第1のカーボンナノチューブベースのエミッタ及び第2のカーボンナノチューブベースのエミッタという語が、本発明の任意の実施形態において使用されることも可能である点に留意されたい。カーボンナノチューブの「グループ」は、ふさ、束、かたまり及び包みとすることができる。すべての可能なカーボンナノチューブ構成は、基板又はキャリア上に配置されることができる。] [0010] 以下、3つの異なるタイプの電圧が重要である。この3つのタイプは、ゲート電圧、加速電圧及び集束電圧である。これにより、例えば第1のゲート電圧は、第1の基板又はこの基板上の第1のカーボンナノチューブと、第1のゲートとの間に印加されることができる。第1の加速電圧は、第1の基板又はこの基板上の第1のカーボンナノチューブと、ターゲットとの間に印加されることができる。更に、例えば第1の集束電圧は、第1の基板又はこの基板上の第1のカーボンナノチューブと、第1の集束ユニットの一部との間に印加されることができる。すべての異なるタイプの電圧と、同じタイプの異なる電圧源とが互いに独立して調整されることができる点に更に留意されたい。] [0011] 加速電圧が、加速される電子のエネルギーを決定するので、加速電圧は、生成されるX線光子のエネルギーを決定することができる点にも留意されたい。他方、集束電圧は、焦点サイズを決定することができる。焦点は、電子がターゲットに当たる領域である。こうして、X線光子のビームパラメータ、及び従って空間分解能が、集束電圧により決定されることができる。] [0012] 例えば2つの独立したゲート電圧が、カーボンナノチューブに印加可能である。この場合、カーボンナノチューブは陰極として作動する。このセットアップを介して、いわゆるフィールドエミッション処理を介して、電子がカーボンナノチューブにより放出される。この際、ゲート電圧の量は、電子ビームの強度、及び従って生成されるX線ビームの強度を制御することができる。両方のゲート電圧を交互に印加するため、例えば1つの電圧源がカーボンナノチューブ間で切り替えられることができる。両方の可能なスイッチング様式が、高い周波数で実行されることができる。なぜなら、スイッチングの周波数は、カーボンナノチューブにより制限されることができないからである。] [0013] 電子エミッタとして、炭素のこの特別な構成、即ちカーボンナノチューブを使用することにより、(カーボンナノチューブである)陰極が電子を放出するために熱的に加熱される必要がないという事実が、有利な点である。なぜなら、この放出は、フィールドエミッションを介して実現されるからである。従って、残光が、カーボンナノチューブに存在せず、電子放出処理の、高速かつ正確で、時間を考慮したとき、絶対的に制御可能なオン/オフスイッチを可能とすることができる。電子が、独立して加速及び焦束されることができるという事実により、これらは、異なるエネルギー及び異なる伝搬パラメータを持つX線光子を生成することができる。このパラメータとは例えば、各個別の生成されるX線ビームのビーム直径又は拡散性である。これは、独立したビームパラメータを持つエネルギー的に異なるX線光子の放出間の高速なスイッチングを可能にすることができる。この場合、2つの異なる放出処理の間に時間的な重複は存在しない。各X線ビームジオメトリのビームパラメータは、別のビームのパラメータから独立しているが、両方のビームパラメータは、同じサイズに調整されることができる点に留意されたい。] [0014] ターゲットは、異なるジオメトリ形状で形成され、モリブデン、タングステン、銅、又はこれら若しくは他の要素の異なる合成といった標準的なX線源物質から形成されることができる。陽極の可能なジオメトリは、三角形、ピラミッド形、円形、楕円又は立方体を含む。更に、キャリア要素が、ターゲット物質から作られる複数の異なる領域又は要素を有することが可能である。] [0015] 例えば集束電極である集束ユニットを用いることにより、ターゲットに向けて加速電圧により加速される電子を逸脱させる(deviate)ため、電場が生成される。しかし、電子を焦束するため複数の電極が使用されることができる。このため、複数の異なる及び独立した集束電圧が、印加されることができる。これにより、ターゲット又は陽極上の焦点が、例えばサイズ及びジオメトリといったパラメータに関して変化されることができるという態様で、電子の逸脱が制御されることができる。(小さなスポット上への電子の焦束に対応する)小さな焦点サイズが、空間的に小さな又は狭い放出X線ビームをもたらすことができるので、これらのX線光子を用いて、及び従って、この集束セットアップを用いて、高い空間分解能が実現されることができる。これに反して、大きい焦点サイズは、広い放出X線ビームをもたらすことができ、及び従って、小さな空間分解能が、得られることができる。] [0016] 集束ユニットの別の側面は、焦点ジオメトリの調整力である。円形焦点又は例えば楕円形状の焦点を生成することが、興味深い場合がある。他のジオメトリは、集束電極又は集束電場を介してユーザにより調整されることができる。] [0017] 言い換えると、2つの異なるX線生成実体間を切り替えることにより、異なる空間分解能間で、及び/又は2つの異なる実体の異なる焦点ジオメトリ間で、切り替えを行うことが可能である。] [0018] 更に、光子が関心対象物の空間座標に達する前に、第2のカーボンナノチューブにより放出されるX線光子の第2のグループの軌跡との完全で正確な空間的重複がもたらされるような態様で、この焦束ユニットの構成を介して、第1のカーボンナノチューブにより放出されるX線光子の第1のグループの軌跡が逸脱されることができる。これは、ターゲットの2つの異なるX線生成領域の2つのビームの空間差が、関心対象物において小さいこと、及び可能な後続の再構成が、アーチファクトを考慮して、同じ源から生じる2つのX線ビームの測定と比較されることができる結果をもたらすことができることを意味する。] [0019] 言い換えると、関心対象物の位置において、第1及び第2のX線光子の軌跡が、互いに区別できない場合がある。なぜなら、この位置に達する前に、集束ユニットにより、これらの軌跡が空間的な重複状態にされるからである。これは、2つの異なるタイプの光子が同じ源位置を持つように見えるという状況に対応する。] [0020] 更に、電圧補償及び機械的に修正又は適合された電極が、2つの異なるビーム間のビーム逸脱が回避されるという態様で適合されることができる。] [0021] 関心対象物を通過した後、X線光子は、適切な検出器により検出されることができ、いわゆる投影画像は、例えばワーキング・ステーション又は撮像システムにより生成されることができる。] [0022] これにより、撮像システムは、例えば、X線装置、CT、マイクロCT、X線デバイスと陽電子放出断層撮影装置(PET)との組合せ、X線デバイスと単光子放出CT(SPECT)との組合せ、又は磁気共鳴撮像装置(MR)若しくは超音波システムとX線装置との組合せとすることができる。] [0023] 本発明のこの側面は、投影画像を介して検査される対象物のモデルの再構成のため、このX線源のすべてのX線光子が同じ源位置を持つという事実をもたらすことができる。従って、本発明のこの実施形態の利点は、運動アーチファクトなしに2つ又は複数のエネルギーX線光子に基づかれる正確な再構成をもたらす点にある。] [0024] 言い換えると、例えばエネルギー分解能検出器を用いて、エネルギー又は波長特有の送信信号を測定する代わりに、本発明の実施形態により、同じ軌跡を持つ、2つ又は複数のエネルギーX線光子を用いて非常に高速に対象物を交互に照射することが可能である。どの時間にどのエネルギー・タイプの光子が使用されたかを知ることにより、再構成が、より鋭い、より高分解能な画像をより少ない動きアーチファクトでもたらすことができ、エネルギー分解検出器の使用が、回避されることができる。] [0025] 言い換えると、本発明により運動アーチファクトが回避されることができるので、これは患者に対する物理的影響を低下させることができる。この影響は、X線照射が使用されなければならない診断検査を介して印加されるものである。X線露出による追加的な画像生成は、回避されることができる。更に、可能性としてオペレーションコストも減らされることができる。なぜなら、カーボンナノチューブ・エミッタも、従来のX線管より少ないエネルギーを使用するからであり、より小さなシステム・デザインを可能にすることができるからである。] [0026] この実施形態の別の側面は、ターゲットを加熱することを回避するため、2つの実体間のスイッチングを使用することである。上部実体及び下部実体に対して全く同じ条件を適用し(図1と比較されたい)、重複を実現することにより、ターゲットの溶解、並びに電子及びX線強度における増加が回避されることが可能である。この冷却効果を増幅するため、ターゲットが特定の軸の周りを回転することが、別の可能性としてある。従って、既知の源と比較してより高い強度を持つより高速の検査が提供されることができる。] 図1 [0027] これにより、本発明のこの側面は、診断の提供又は患者の処置に関するものではなく、異なるエネルギーを持つが、関心対象物に対する同じ軌跡を持つX線光子の高速な提供に関する技術的な問題へのソリューションに関するものである。] [0028] 本発明の別の実施形態によれば、上記集束ユニットは、2つの集束サブユニットを有し、上記第1のサブユニットは、上記第1の電子を上記ターゲット上へ焦束させるよう構成され、上記第2のサブユニットが、上記第2の電子を上記ターゲット上へ焦束させるよう構成される。] [0029] 2つのサブユニットの各々は、X線光子を生成する独立したユニットの一部とすることができる。本発明のこの例示的な実施形態は、2つのX線生成処理の独立性を増加させることができる。空間分解能、焦点サイズ、焦点ジオメトリ及びX線光子の軌跡に関する、放出電子を逸脱及び焦束させるためのセットアップは、従って、関心対象物の所望の検査が、非常に高速、非常に正確、かつ効率的に実行されることができるという態様で調整されることができる。運動アーチファクトが、更に回避されることができる。] [0030] 言い換えると、2つの集束ユニットに関する2つの特定のセットアップを選択することにより、2つの異なるタイプのX線光子の重複が、最適化されることができる。続いて、異なる加速電圧を持つ2つの独立したカーボンナノチューブ・エミッタ間でのオン/オフスイッチングは、同じ軌跡上での2つのエネルギーX線生成及び高速放出をもたらす。] [0031] 本発明の別の実施形態によれば、上記放射線源が、上記第1及び上記第2のX線光子の異なる焦点ジオメトリ間で切り替えを行うよう構成される。] [0032] 例えば個別の放出電子に関する2つの異なる集束ユニットを使用することにより、電子がターゲットにぶつかる領域のパラメータが、調整されることができる。従って、放射線源の電子放出部の空間分解能が、独立して調整されることができる。更に、変化する物質特性を持つ特別な関心対象物を検査するため、異なる物質を分解又は分離するよう、波長において異なる2つのX線ビームを用いて対象物を高速に検査することが有利でありえる。これは、異なる加速電圧により実現されることができる。] [0033] 接近している(kissing)血管、複雑な脈管構造、重なる体要素、又は非常に密集した器官領域といった曖昧さを分解することが容易にされることができ、オペレーションコスト、時間及び必要とされるエネルギーが、減らされることができる。] [0034] 本発明の別の実施形態によれば、上記放射線源が、上記第1及び上記第2のX線光子の異なるエネルギー間で切り替えを行うよう構成される。] [0035] 例えば第1及び第2のカーボンナノチューブに異なる加速電圧を印加することにより、2つのエネルギーX線光子を生成することが可能である。例えば図1の上部放出ユニット及び下部放出ユニットの放出の間で切り替えることにより、高速の2つのエネルギー切り替えが提供されることができる。従って、各放出ユニットに対する独立した加速電圧源の必要な量は、本発明の実施形態に含まれることができ、例えば斯かる放射線源を更に有する検査装置の一部とすることができる。] 図1 [0036] 本発明の別の実施形態によれば、上記放射線源が、上記第1及び上記第2のX線光子の空間分解能を調整するよう構成される。] [0037] 集束ユニットは、異なるフォーカス又はフォーカル(焦点)ジオメトリを調整するのに使用されることができる。これは、以下の処理により第1及び第2のX線光子の異なる空間分解能が生じることをもたらすことができる。小さな焦点サイズは、空間的に小さな又は狭い放出X線ビームをもたらすことができ、高い空間分解能は、これらのX線光子を用いて実現されることができる。これに反して、大きい焦点サイズは、広い放出X線ビームをもたらすことができ、従って、小さな空間分解能が、得られることができる。] [0038] 関心対象物が、構造上の複雑さ及び物質密度において異なることができるので、異なる空間分解能が、関心対象物の改良された情報をもたらすことができる。非常に高速に切り替えられる態様で異なる空間分解能を持つ異なるX線ビームに対して交互に関心対象物の特定の領域を露出させることで、検査の間に集められる情報のスペクトルは増加されることができる。] [0039] 本発明の別の実施形態によれば、放射線源は、筐体を更に有し、上記第1のカーボンナノチューブ、上記第2のカーボンナノチューブ及び上記集束ユニットが、上記筐体において一体化される。] [0040] 本発明の別の実施形態によれば、放射線源は、筐体を更に有し、上記第1のカーボンナノチューブ、上記第2のカーボンナノチューブ、上記集束ユニット及び上記ターゲットが、上記筐体において一体化される。] [0041] カーボンナノチューブX線源の高速スイッチングに関するこのソリューションは、適合され最適化された同じ対象物への焦束を用いて、2つのカーボンナノチューブ要素を1つの筐体に一体化する。小さなボリュームに焦束ユニットを一体化することは、非常に高速な2つのキロボルト撮像である(kV)を可能にすることができる、この実施形態の側面とすることができる。これは、例えばX線装置、CT又は構造解析デバイスといった既存の撮像システムにこの放射線源を容易に一体化することを可能にすることができる。] [0042] 例えば図1から分かるように、この筐体は更に、可能な損傷から内部要素を機械的に保護する。] 図1 [0043] 本発明の別の実施形態によれば、上記放射線源は更に、複数のカーボンナノチューブを有する。ここで、各カーボンナノチューブが、電子を放出するよう構成され、すべてのカーボンナノチューブは、上記ターゲットの周りのジオメトリにおいて配置される。更に、上記集束ユニットが、個別の軌跡を持つ対応するX線光子を生成するため、各カーボンナノチューブの上記放出された電子を上記ターゲット上へ焦束させるよう構成される。上記関心対象物に達する前にすべての軌跡が重複するような態様で、上記集束ユニットが作動されるよう構成される。] [0044] こうして、カーボンナノチューブベースのエミッタとして、このカーボンナノチューブが使用されることもできる。このエミッタは、単壁カーボンナノチューブ、多壁(multi wall)カーボンナノチューブ、金属であるカーボンナノチューブ又は半導体であるカーボンナノチューブといった複数の異なるタイプのカーボンナノチューブから作られることができる。] [0045] 配置されるカーボンナノチューブのジオメトリは、例えば、円形とすることができる。しかし、例えば図2に見られるように、ターゲットの周りでのカーボンナノチューブの立方配置も可能である。] 図2 [0046] 言い換えると、ターゲットの周りで任意の円周に沿った位置を連続して充填することにより、ユーザは、所望のエネルギースペクトルを連続して覆うX線光子を生成することを可能にされることができる。これは、放射線源の総分解能を増加させることができ、関心対象物の特性を反映するより特定の生成されたデータセットを用いて、高速で効果的な検査処理をもたらすことができる。] [0047] これにより、ターゲットの形状は、異なる電子源として使用されるカーボンナノチューブの量に適合されることができる。例えば4つのカーボンナノチューブを使用すれば、ピラミッド状のジオメトリも、ターゲットの可能な構成とすることができる。これにより、4つの同等の表面が、第1、第2、第3及び第4のカーボンナノチューブの個別の電子を用いて照射されることができる。] [0048] 円形形態にあるカーボンナノチューブの連続体を用いて、ターゲットのコーンジオメトリ又は一つのターゲットを持つ円形形状のキャリアが、更なる可能なソリューションとなることもできる。] [0049] 例えば、これらのエミッタのアレイはスキャンされるターゲットの周りに配置されることができ、各エミッタからの画像は、関心対象物の三次元画像を提供するためのコンピュータ・ソフトウェアの助けを借りて、従来のX線デバイスを用いてかかる時間の何分の一かの時間でコンピュータにより組み立てられることができる。] [0050] 本発明の別の実施形態によれば、関心対象物の検査に関する検査装置が提供される。ここで、この検査装置は、上述の放射線源を有する。] [0051] X線は、非破壊の物質検査、X線結晶学といった様々な物質解析分野において、又はX線撮影、マンモグラフィ、CTその他の医療検査の幅広い分野において使用されるだけでなく、食品加工業における品質管理といった新しい用途にも使用されるので、異なる検査装置が、本発明から利益を得ることができる。] [0052] 特に複雑で動的な対象物を検査装置を用いて解析するため、前述又は後述の放射線源が、高速で効果的な2つ又は複数のkV撮像、及び従って2つ又は複数のエネルギー撮像を提供することができる。] [0053] 本発明の別の実施形態によれば、上記検査装置が、第1及び第2の電圧源を更に有し、上記第1の電圧源が、上記第1のカーボンナノチューブに対して第1の加速電圧を印加するよう構成され、上記第2の電圧源は、上記第2のカーボンナノチューブに対して第2の加速電圧を印加するよう構成される。更に、上記第1及び上記第2の加速電圧間の差が、上記第1及び上記第2のX線光子の間のエネルギー差をもたらす。] [0054] 加速電圧が加速された電子のエネルギーを決定するので、生成されたX線光子のエネルギーは加速電圧により決定されることができる。] [0055] エミッタからの電子のフィールドエミッションを可能にするため、ゲート電圧が印加される。集束ユニットは、集束電圧を介して電子の逸脱を更に制御する。] [0056] 異なる加速電圧を持つこれらの2つの異なる電子エミッタ間を切り替えることは、関心対象物の検査に関して、エネルギー的に異なるX線光子の交互的な放出をもたらすことができる。これらの2つの電圧源は更に、1つの筐体に一体化されることができる。] [0057] 更に、この検査装置は、加速電圧源に加えて又はその代わりに、ゲート電圧源又は焦束電圧源といった各放出ユニットに対する他の独立した電圧源を有することができる。] [0058] 本発明の別の例示的な実施形態によれば、関心対象物の検査に関するX線生成方法が与えられる。この方法は、第1及び第2の様式を提供するステップと、上記第1及び上記第2の様式間の切り替えを行うステップとを有し、上記第1の様式が、第1の軌跡を持つ第1のX線光子を生成するため、第1のカーボンナノチューブにより放出される第1の電子をターゲット上へ焦束させるステップを有する。上記第2の様式は、第2の軌跡を持つ第2のX線光子を生成するため、第2のカーボンナノチューブにより放出される第2の電子をターゲット上へ焦束させるステップを有し、上記関心対象物に達する前に上記第1及び第2の軌跡が重複するような態様で、上記焦束が行われる。] [0059] 2つの様式の間の高速スイッチングにより、この方法は、ユーザが高速で効率的な態様において対象物を分析及び検査することを可能にする。なぜなら、物質に関する追加的な情報及び対象物の構造特性が、集められることができるからである。これは、異なる電子エミッタにそれらの起源を持つ、異なるX線ビームを重複させることにより実現されることができる。異なるエミッタからのX線が異なるエネルギーを持つことができるので、本発明のこの例示的な実施形態により2つ、3つ又は複数のエネルギー撮像が提供される。] [0060] 例えば患者を解析する間、医師といったユーザは、この方法におけるステップを誘導することができる。これにより、本発明のこの側面は、診断の提供又は患者の処置に関するものではなく、異なるエネルギーを持つが、関心対象物に対する同じ軌跡を持つX線光子の高速な提供に関する技術的な問題へのソリューションに関するものである。] [0061] 本発明の別の実施形態によれば、この方法は、第1の加速電圧及び第2の加速電圧をユーザ又はソフトウェアベースのコンピュータシステムにより選択するステップと、上記第1及び上記第2の様式間のスイッチングの周波数を上記ユーザ又はソフトウェアベースのコンピュータシステムにより選択するステップとを更に有し、上記第1の加速電圧が、上記第1のカーボンナノチューブに印加され、上記第2の加速電圧は、上記第2のカーボンナノチューブに印加される。] [0062] 本発明の実施形態におけるステップは、患者との対話を必ずしも必要とするというわけではない点に更に留意されたい。] [0063] 本発明の別の実施形態によれば、コンピュータで使用されるとき、上述の方法のステップを実行させるよう構成されるコンピュータプログラムが提供される。] [0064] このプログラムは更に、コンピュータで使用されるとき、コンピュータにカーボンナノチューブの切り替えを含むシステムの一時的な制御を実行させるよう構成されることにより特徴付けられることができる。] [0065] このコンピュータプログラムは従って、本発明の実施形態の一部とすることもできる計算ユニットに格納されることができる。この計算ユニットは、上述される方法におけるステップを実行又は誘導するよう構成されることができる。更に、この計算ユニットは、上記装置の要素を作動させるよう構成されることができる。この計算ユニットは、自動的に作動する、及び/又はユーザの命令を実行するよう構成されることができる。更に、この計算ユニットは、ユーザからの入力を処理するために、ユーザに選択を要求することができる。] [0066] 例えば図5から分かるように、コンピュータプログラムを備えるこの計算ユニットは、本発明の別の例示的な実施形態による放射線源を使用するX線装置の撮像処理を制御するよう構成される。更に、コンピュータプログラムが格納されるコンピュータ可読媒体が示される。本発明の別の例示的な実施形態による放射線源を持つ図示されるX線装置といった撮像システムをこのシステムが制御することを可能にするため、このコンピュータ可読媒体は、コンピュータシステムに挿入可能な例えばスティックとすることができる。] 図5 [0067] 本発明のこの実施形態は、当初から本発明を用いるコンピュータプログラム、及び更新を用いて既存のプログラムが本発明を用いるプログラムに変えられたコンピュータプログラムの両方を覆う。] [0068] 更に、このコンピュータプログラムは、上記の方法及び装置に関して述べられたX線生成の方法を実現するのに必要なすべてのステップを提供することができる。] [0069] 本発明の更なる例示的な実施形態によれば、コンピュータプログラムが格納されるコンピュータ可読媒体が与えられる。このコンピュータプログラムは、前述又は後述のセクションに記載される。] [0070] 更に、本発明の別の例示的な実施形態は、コンピュータプログラムをダウンロード可能にする媒体とすることができる。このコンピュータプログラムは、上記実施形態の1つによる方法を実行するよう構成される。] [0071] 本発明の要点は、2つの生成様式の間の交互に非常に高速な切り替えにより、カーボンナノチューブの助けを借りて、異なるエネルギーを持つ2つのタイプのX線光子が生成されることになる点にある。ここで、2つのタイプのX線光子の軌跡は、関心対象物に達する前に集束ユニットにより重なり合うことを強制される。] 図面の簡単な説明 [0072] 本発明の例示的な実施形態による、2つのカーボンナノチューブを持つ概略的なX線源を示す図である。 本発明の例示的な実施形態による、4つのカーボンナノチューブを持つ概略的なX線源を示す図である。 本発明の例示的な実施形態による方法のステップを概略的に示す図である。 本発明の例示的な実施形態による、検査装置の概略的な表現を示す図である。 本発明の別の例示的な実施形態による、検査装置の更なる概略的な表現を示す図である。 本発明の別の例示的な実施形態による、検査装置の更なる概略的な表現を示す図である。] 実施例 [0073] 本発明の実施形態のいくつかは、異なる主題を参照して説明される点に留意されたい。特に、ある実施形態は、方法タイプの請求項を参照して説明されるが、他の実施形態は、装置タイプの請求項を参照して説明される。しかしながら、当業者であれば、他の記載がない限り、あるタイプの主題に属する特徴の任意の組合せに加えて、異なる主題に関する特徴の任意の組合せが、本願に開示されると考えられる点を上記又は下記の説明から推察するであろう。] [0074] 本発明の上記で規定される側面、更なる側面、特徴及び利点も、本書に記載される実施形態の例示から得られることができる。本発明が、以下の図面を参照して以下より詳細に説明されることになる。] [0075] 複数の図面において類似する又は関連している要素は、同一参照番号を用いて説明される。図面における表示は、概略的であり、完全に同じ大きさで描かれているものではない。] [0076] 図1は、本発明の例示的な実施形態を示す。X線源19は、第1の基板3上に第1のカーボンナノチューブ1と、第2の基板4上に第2のカーボンナノチューブ2とを有する。この基板は、例えば、様々な異なる物質及び層からなるマイクロチップとすることができ、又は、この基板は、例えば、クォーツ、ガラス又はシリコンから作られることができる。これにより、第1のカーボンナノチューブ1からフィールドエミッションにより電子を放出するため、第1のゲート電圧5が、第1の基板3と第1のゲート11との間に印加される。第1のカーボンナノチューブは、上記したように、カーボンナノチューブの複数又は束とすることができる。放出された電子をターゲットへ向けて加速するため、第1の加速電圧30が、第1の基板3とターゲット13との間に、第1の電圧源8により印加される。第1の加速電圧30は、第1のゲート電圧5と独立して印加されることができる。第1の集束電圧40は、この基板と第1の集束サブユニット7との間に印加されることができる。第1の集束サブユニット7は、上部境界14及び下部境界14aを持つ第1のX線ビームの第1の軌跡が、関心対象物において、上部境界15及び下部境界15aを持つ第2のX線ビームの第2の軌跡と空間的に重複するという態様で、第1のカーボンナノチューブからの、加速され放出される第1の電子28を逸脱させる。あたかも2つの軌跡が同じ源位置を持っているかのように、この重複は正確であり、完全な再構成が実行されることができる。言い換えると、それぞれ境界14、14a、15及び15aにより制限される、図1に示される2つのビームコーンは、差が再構成処理においてアーチファクトをもたらすことないよう、ほとんど正確な態様で関心対象物を照射する。これにより、関心対象物16が、両方のタイプのX線光子により照射され、検出スクリーン又は検出器17が、送信される信号の情報を投影画像に変換する。これらの画像は、再構成を実行するために用いられることができる。光子の放出を更に機械的に選択するため、X線吸収物質から作られるコリメータ32が使用されることができる。コリメータ32は、X線の2つの経路を更に等しくする別の器具として使用される。更に、筐体18が示される。] 図1 [0077] 更に、第1の下部実体は、第1のカーボンナノチューブ1、第1の集束サブユニット7、第1の電子28及び第1のゲート電圧5を有することができる。第2の上部実体は、第2のカーボンナノチューブ2、第2の集束サブユニット9、第2の電子29及び第2のゲート電圧6を有することができる。] [0078] 図1の上部部分において、独立したX線生成に関する第2の実体が示される。この実体は、第2の集束サブユニット9、第2の加速電圧31を印加する第2の電圧源10、及び第2のゲート電圧6を有する。これにより、第2のカーボンナノチューブ2の電子放出を引き起こすため、このゲート電圧が、第2のゲート12と第2の基板4との間に印加される。これにより第2の電子29は、第2の加速電圧31により、ターゲット13へ向けて放出及び加速される。] 図1 [0079] 例えば集束電圧源又はゲート電圧源といった他の電圧源も、本発明のこの例示的な実施形態により含まれることができる。電圧源は、外部電圧源とし、筐体の外に配置されることができる。しかし、1つの筐体に必要に応じて一体化されることもできる。更に、これらの他の電圧は、第1及び第2の電圧源から得られることもできる。] [0080] 第1のカーボンナノチューブ1、第1の集束サブユニット7、第1の電子28及び第1のゲート電圧5を持つ第1の下部実体と、第2のカーボンナノチューブ2、第2の集束サブユニット9、第2の電子29及び第2のゲート電圧6を持つ第2の上部実体との間の外部スイッチ/外部制御要素を用いるスイッチングにより、エネルギー分解検出器を使用する必要性なしに、2つのキロボルト及び2つのエネルギー撮像が提供されることができる。これにより、追加的な情報が、集められることができ、オペレーションコストだけでなく、患者に対するX線負担を下げることができる。] [0081] カーボンナノチューブのオン/オフスイッチは、生成器の電圧変調と比べてずっと高速とすることができる。これは、撮像処理の持続時間の改善をもたらすことができる。] [0082] 言い換えると、180°位置に配置される2つのカーボンナノチューブが、異なる電圧で作動され、これらは、交互に、重複しない態様で高い周波数でオン/オフに切り替えられる。コールドエミッタであるためカーボンナノチューブは「残光」を持たないので、スイッチングはかなり高速とすることができる。陽極から対象物を通るビームが、多かれ少なかれ、再構成に関して使用されることができるのと同じ軌跡であるような態様で、両方のカーボンナノチューブの集束ユニットは設計される。電圧補償及び修正された電極が、ビームの逸脱を最小化する。] [0083] 言い換えると、異なる焦点電圧及び/又はジオメトリが、再構成に関する同じ軌跡をもたらす対象物ジオメトリに対する異なるターゲットを補償するよう調整される。] [0084] 別のオプションは、両方のカーボンナノチューブ要素が、2つの異なる高電圧発生器からの異なる電圧で作動されるということである。代替的に、1つのメイン生成器(電圧1)が、カーボンナノチューブ1に供給されることができ、メイン生成器の電圧及びより小さな補助生成器2のオフセット電圧(まとめると電圧2に等しい)が、カーボンナノチューブ2に供給されることができる。] [0085] 図2は、本発明の別の実施形態を更に示す。ここでは、4つの電子放出カーボンナノチューブの構成を持つX線源19が示される。これにより、X線光子の4つの異なる事前調整されたエネルギー間で、4つの異なる調整された焦点ジオメトリ間で、及び/又は4つの異なる空間分解能間で、切り替えることが可能である。これらすべてのパラメータは、上述したように個別の集束電圧及び個別の加速電圧により独立して調整される。ここに、類似するが、独立した4つの実体33、34、35及び36が、ターゲット13の周りで円形態様で示される。これらは、できるだけ連続して配置されるカーボンナノチューブの領域を示す矢印27に沿って配置されることもできる。] 図2 [0086] CT及びX線用途に関して、2つのエネルギーは、スキャンされる対象物の物質特性に関する追加的な情報を得るための有望な技術である。] [0087] 4つ全てのカーボンナノチューブ要素は、異なる及び独立した電圧で作動されることができる。このセットアップは、陽極のコーンジオメトリ、及び陽極の周りの円形ジオメトリに配置される複数のエミッタまで延在されることができる。] [0088] この源及び方法は、例えば小さな焦点から大きい焦点まで高速な態様で異なる焦点ジオメトリ間を切り替えるのに使用されることもできるが、焦点点の形状が、異なるカーボンナノチューブ・ゲートを切り替えることにより調整されることもできる。更なるオプションは、シーケンシャルスキャンをすることである。] [0089] 図3は、本発明の別の例示的な実施形態による方法における4つのステップを示す。第1及び第2の様式を与えるステップS1及び第1及び第2の様式間を切り替えるステップS2により、2つのエネルギーkV撮像が提供されることができる。更に、第1の様式は、第1の軌跡を持つ第1のX線光子を生成するため、第1のカーボンナノチューブにより放出される第1の電子をターゲット上へ集束させるステップを有し、第2の様式は、第2の軌跡を持つ第2のX線光子を生成するため、第2のカーボンナノチューブにより放出される第2の電子をターゲット上へ集束させるステップを有する。これにより、関心対象物に達する前にこの第1及び第2の軌跡が重複するという態様で、焦束が実行される。] 図3 [0090] ユーザ又はソフトウェア制御されたコンピュータにより誘導されることができるこれらのステップは、第1の加速電圧及び第2の加速電圧を選択するステップS3と、ユーザにより第1及び第2の様式間のスイッチングの周波数を選択するステップS4とにより追加されることができる。] [0091] この方法の更なるステップは、異なる集束電圧又は異なるゲート電圧の選択を含むことができる。] [0092] 更に、上記の実施形態による放射線源を実現するのに必要な他の全てのステップが、本書に含まれる。] [0093] 図4は、本発明の別の例示的な実施形態による検査装置22を示す。検査装置22は、前述又は後述される本発明の例示的な実施形態によるX線源19、ユーザとの対話を可能にするユーザインタフェース20、説明される方法のステップを作動させるコンピュータプログラム要素21、及びワークステーション又は撮像システム23を有する。この撮像システムは、例えばX線装置、CT、又は例えば陽電子放出断層撮影装置とX線装置との組合せとすることができる。他の撮像システムも、可能である。より特有の例示的な実施形態は、図5及び6に見られることができる。これらの4つの要素の接続ラインは、異なる媒体間の相互接続として解釈される。] 図4 図5 [0094] 図5は、本発明の別の例示的な実施形態による別の検査装置22を示す。撮像システム23、ここでは、本発明の別の例示的な実施形態による一体化された放射線源19を持つCアーム形状のX線装置が、与えられる。このシステムは、ユーザインタフェース20に連結される。これらを用いて、ユーザは、X線生成、伝搬及び検査処理を制御及び調整することができる。更に、コンピュータプログラム要素21を持つコンピュータ26が与えられる。このプログラムは、放射線源及び全体の解析処理を自動的に観測及び操作することができる。コンピュータモニタ、LCディスプレイ、プラズマスクリーン又はビデオプロジェクタ25といった異なるタイプのスクリーン上で、X線検出及び再構成の結果が、ユーザに対して示されることができる。] 図5 [0095] 図6は、本発明の別の例示的な実施形態による別の検査装置を示す。図5に示されるようなCアーム形状のX線装置を使用する代わりに、撮像システムとして例えばコンピュータ断層撮影装置38を使用することも可能である。これにより、この装置は、本発明の別の実施形態による放射線源19を有する。患者37は、生成されたX線ビームで照射される。このX線ビームは続いて、検出器又は検出スクリーン17上で検出される。] 図5 図6 [0096] 図面、開示及び添付の特許請求の範囲の研究から、開示された実施形態に対する他の変形が、請求項に記載された発明を実施する当業者により理解され及び遂行されることができる。請求項において、単語「有する」は他の要素又はステップを除外するものではなく、不定冠詞「a」又は「an」は複数性を除外するものではない。シングルプロセッサ又は他のユニットが、請求項に記載される複数のアイテム又はステップの機能を果たすことができる。特定の手段が相互に異なる従属項に記載されるという単なる事実は、これらの手段の組み合わせが有利に使用されることができないことを示すものではない。コンピュータプログラムは、他のハードウェアと共に又はその一部として供給される光学的記憶媒体又は固体媒体といった適切な媒体に格納/配布されることができるが、インターネット又は他の有線若しくは無線通信システムを介してといった他の形式で配布されることもできる。請求項における任意の参照符号は、本発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。]
权利要求:
請求項1 関心対象物を検査するためのX線生成に関する放射線源であって、第1の電子を放出する第1のカーボンナノチューブと、第2の電子を放出する第2のカーボンナノチューブと、ターゲットと、第1の軌跡を持つ第1のX線光子及び第2の軌跡を持つ第2のX線光子を生成するため、前記第1及び前記第2の電子を前記ターゲット上へ焦束させる集束ユニットとを有し、前記集束ユニットが、前記関心対象物に達する前に前記第1及び第2の軌跡が重複するような態様で作動されるよう構成される、放射線源。 請求項2 前記集束ユニットが、2つの集束サブユニットを有し、前記第1のサブユニットは、前記第1の電子を前記ターゲット上へ焦束させるよう構成され、前記第2のサブユニットが、前記第2の電子を前記ターゲット上へ焦束させるよう構成される、請求項1に記載の放射線源。 請求項3 前記放射線源が、前記第1及び前記第2のX線光子の異なる焦点ジオメトリ間で切り替えを行うよう構成される、請求項1又は2に記載の放射線源。 請求項4 前記放射線源が、前記第1及び前記第2のX線光子の異なるエネルギー間で切り替えを行うよう構成される、請求項1、2又は3に記載の放射線源。 請求項5 前記放射線源が、前記第1及び前記第2のX線光子の空間分解能を調整するよう構成される、請求項1、2、3又は4に記載の放射線源。 請求項6 筐体を更に有し、前記第1のカーボンナノチューブ、前記第2のカーボンナノチューブ及び前記集束ユニットが、前記筐体において一体化される、請求項1に記載の放射線源。 請求項7 複数のカーボンナノチューブを更に有し、各カーボンナノチューブが、電子を放出するよう構成され、すべてのカーボンナノチューブは、前記ターゲットの周りのジオメトリにおいて配置され、前記集束ユニットが、個別の軌跡を持つ対応するX線光子を生成するため、各カーボンナノチューブの前記放出された電子を前記ターゲット上へ焦束させるよう構成され、前記集束ユニットは、前記関心対象物に達する前にすべての軌跡が重複するような態様で作動されるよう構成される、請求項1に記載の放射線源。 請求項8 請求項1の放射線源を有する、関心対象物の検査に関する検査装置。 請求項9 第1及び第2の電圧源を更に有し、前記第1の電圧源が、前記第1のカーボンナノチューブに対して第1の加速電圧を印加するよう構成され、前記第2の電圧源は、前記第2のカーボンナノチューブに対して第2の加速電圧を印加するよう構成され、前記第1及び前記第2の加速電圧間の差が、前記第1及び前記第2のX線光子の間のエネルギー差をもたらす、請求項8に記載の検査装置。 請求項10 関心対象物の検査に関するX線生成方法において、第1及び第2の様式を提供するステップと、前記第1及び前記第2の様式間の切り替えを行うステップとを有し、前記第1の様式が、第1の軌跡を持つ第1のX線光子を生成するため、第1のカーボンナノチューブにより放出される第1の電子をターゲット上へ焦束させるステップを有し、前記第2の様式は、第2の軌跡を持つ第2のX線光子を生成するため、第2のカーボンナノチューブにより放出される第2の電子をターゲット上へ焦束させるステップを有し、前記焦束が、前記関心対象物に達する前に前記第1及び第2の軌跡が重複するような態様で行われる、方法。 請求項11 第1の加速電圧及び第2の加速電圧をユーザにより選択するステップと、前記第1及び前記第2の様式間のスイッチングの周波数を前記ユーザにより選択するステップとを更に有し、前記第1の加速電圧が、前記第1のカーボンナノチューブに印加され、前記第2の加速電圧は、前記第2のカーボンナノチューブに印加される、請求項10に記載の方法。 請求項12 コンピュータで使用されるとき、請求項10又は11に記載の方法のステップを実行させるよう構成されるコンピュータプログラム。 請求項13 請求項12に記載のコンピュータプログラムが格納されるコンピュータ可読媒体。
类似技术:
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同族专利:
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